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Le chat ne sachant pas chasser 狩りができないネコ

原作は英語で「MOUSE TROUBLE マウストラブル」
そのフランス語訳版です。
訳:Jean François Ménard
フランス語の題名の訳は何がいいだろう。
「ネズミの取り方を知らないネコ」とか?

絵:クエンティン・ブレイク Quentin Blake 
 Quentin Blake official site←オフィシャルサイト
 大好きなイラストレーターです。
文:ジョン・ヨーマン John Yoeman
 この作家さんの作品も好きです。



ネズミが主人公なのだと思うのですが、フランス語の題名だとネコが主役のように見えますよね。
いいのかなぁ…。日本の題名なら何になるだろう。
ネコとネズミと粉屋…とか?
翻訳はまだ出ていないですよね?
出ていたら教えてください!



さて、舞台は、ある古びた粉挽用の風車の中。
あまりにはびこったネズミにいらついた粉屋が、ネズミ退治用に大きなトラネコを買います。ところがこのネコ、生まれつき不器用でちっとも捕れず、さんざん叱られてしょげてしまいます。
それをかわいそうに思ったネズミたち。それとわからないようにネコのトレーニングを始めます。わざと捕まえられそうにしながら、怖がっている振りもしつつ、あちらこちらと逃げ回りネコのやる気を引き出していきます。しかし、粉屋にしてみれば、いつまでもネズミはのさばっているし、ネコは遊んでいるだけのよう。とうとうカンカンになって川に放り込んでやる、とネコを袋に入れてしまいます。それを見たネズミたち。ネコと平和協定を結び、助けてあげることに。その方法とは…。

この本の出だしは…
Il y a très longtemps, un vieux moulin se dressait au sommet d'une colline.
Au temps de sa jeunesse, ce moulin avait une fière allure mais, au moment où commence notre histoire, il se trouvait quelque peu délabré. C'est qu'en effet, le meunier qui en avait hérité ne dépassait pas le moindre liard pour l'entretenir.
Ce meunier était d'un naturel grincheux et son mauvais caractère empirait chaque jour.
Il y avait à cela une raison : les souris avaient envahi son moulin. 
かなり前のこと、古びた風車が丘の上に立っていました。
この風車がまだ新しい時代には威厳のある風車でありましたが、後の時代には、いささか荒れ果てた様子で立っていました。というのも、この風車を受け継いだ粉屋は維持費をほんの少しも出したがらないからでした。根っからのしみったれで、その性格の悪さは日を増すごとにひどくなるのです。それには訳がありました。その風車にネズミがはびこっていたのです。(ヘタ訳しょこり)

結末はどうなるんでしょうね?
ネタバレになってしまいますが、ネコとネズミが遊んで暮らす、とだけ言っておきましょう。何をして遊ぶのかって?
そりゃぁ、「au chat et à la souris ネコとネズミ」ですよ。...おほほ。

これは「jouer au chat et à la souris 鬼ごっこをする」と言う意味です。
他にも言い方があるようです。
jouer à chat
jouer à chat perché

そういえば…トムとジェリーはいつも「ネコとネズミ」してますよね。


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