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ODETTE オデット

Un printemps à Paris パリの春

 チュイルリー公園 le jardin des Tuileriesのとある木の上の巣から、生まれたばかりのひな鳥が転げ落ちてしまいました。あらら。でも着地したのは、ちょうど通りかかったあるおじいさんの帽子の上。怖くてじっとしています。おじいさんはそうとは気づかず、そのまま地下鉄への階段を降りて行ってしまいます。どうなっちゃうんでしょうね?

Au milieu du couloir, il s’est assis et il a commencé à faire de la musique sur son accordéon. Le petit oiseau n’osait pas signaler sa présence.
Mais pour finir, comme le Vieux Monsieur avait l’air gentil, il s’est décidé à l’appeler au secours. «Pauvre petit oiseau », a dit le Vieux Monsieur, «il faut que je te ramène chez toi, car ta maman doit s’inquiéter.»
Mais nulle part il n’y avait de nid dans ce couloir du métro.
«Vraiment je ne comprends pas d’où tu as pu tomber», a dit le Vieux Monsieur.
Finalement il a amené le petit oiseau chez lui.
 
...通路の真ん中でおじいさんは椅子に座ってアコーデオンを弾き始めました。小鳥は自分がここにいると知らせる勇気がありませんでした。
でもおじいさんが優しそうでしたので、とうとう助けを求めることにしました。「小鳥さん、かわいそうに」おじいさんは言いました。「お家に返してあげなくては。お母さんが心配してるよ」
しかし地下鉄の通路のどこにも
巣は見当たりません。
「どこから落ちてきたのかさっぱりわからんなぁ」おじいさんは言いました。
結局、おじいさんは小鳥を自分の家へ連れて行きました。...(ヘタ訳しょこり)

おじいさんは小鳥にOdette オデットと名付けて一緒に暮らし始めます。
小鳥は歌を歌い、おじいさんはアコーデオンを弾き、楽しく暮らします。
ですが、秋が来て他の鳥たちがアフリカへと旅立つような時期が来ました。
生きる世界が違うものたちの葛藤ですよね。むむむ…。


画像:「お山の絵本通信」さんより
日本語翻訳が出ているようです。
「ことりのオデット」

イラストの Philippe Dumas フィリップ・デュマ
ご本人もなんだか優しそうな方です。

同姓同名の人が何人かいるので、間違えないようにね。
モデルさんとかコメディアンのひととか…。



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