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LES FANTÔMES La Force de Nessie ファントムたち ネッシーのいたずら

Jacques DUQUENNOY ジャック・デュケノワの LES FANTÔMES おばけシリーズのひとつ ファントムというか、おばけの4人(?)組はなかよしです。 一緒にパーティーへ行ったり、地下室探検に行ったり、ネス湖へ行ったりしていますね。 今回はそのネス湖で舟釣りをしに行ったときのお話。 どちらかというとネッシーのほうがメインです。 ネッシー、けっこうお茶目さんです。 さて、セリフが少ない絵本です。 4人組がボートを出すとき、ネス湖にかかった船橋を泥だらけにしてしまうので、管理人さんが文句を言いながらもきれいに掃除します。 Eh ! Mon ponton est plein de boue ! Galopins ! … ああ、私の船橋が泥だらけじゃないか! いたずら坊主どもめ! … そのとき使った雑巾を洗って干しておいたらその雑巾が…ブラシも…。 おまけに…。あらら…。 Oh, non ! Nessie a encore vidé le Loch ! ... あやや! ネッシーがまた湖を空っぽにしたぞ! … (ヘタ訳しょこり) ネス湖の水がどうやって保たれているのか、という謎も解明されますし(笑)、とても興味深いお話です。その前に、どうやって空っぽにしたかも問題ですね。この絵本を読めば疑問スッキリですよ。 ところで、この4人組、ちゃんと名前があるの知ってました? Henri, Lucie, Georges et Édouard アンリ、ルシー、ジョルジュ、そして、エドゥアール どれがどれだか…わかりませんが。 日本語訳も出ているようです。 あれ?おばけパーティーLe dîner fantôme のときは6人なんだね? あ、他のお客さんか…?

La tour Eiffel a des ailes ! エッフェル塔がゆく!

des quatre coins du monde 世界各国から旅行客がやってくる la tour Eiffel エッフェル塔ですが、ある日のこと「Moi aussi je veux voir du pays ! 私だって旅行したいわ!」と思い立ちます。 なにせ高さ324mの塔ですからパリの街が寝静まるのを待って、まずl'Arc de triomphe 凱旋門君を誘いに行きます。Demain c'est le 14 juillet 明日は7月14日の記念日だから行かないと断られましたが、一人パリの街を飛び越えて、意気揚々と出発です。… Mymi Doinet ミミ・ドワネ 作 Aurélien Débat オーレリアン・デバ 絵 この絵本の ipad アプリがあるようです。 音声やアクティビティもあるのかな。 左の画像は App Store のもの。 … いろいろなことが初体験。sous les étoiles きらめく星空の下、海に入ってみたものの、le poids de 1500 éléphants 1,500頭もの象に等しい重さですから浮かぶのが難しい。les phoques アザラシさんたちに助けられてなんとかチャプチャプやっています。突然嵐が迫ってきましたから暗闇で方向がわからなくなった漁師さんたちに出会います。このままでは le Mont-Saint)Michel モンサンミッシェルにぶつかる!そこで、エッフェル塔は haute comme 64 girafes 64頭のキリンを並べたほどの背の高さがありますから、すっくと立ち上がり un phare 灯台の代わりをして助けてあげます。徹夜したので、もうぐったり。寝入ってしまいます。 はっと気がついて飛び起きます。大変、今日は7月14日です。vite, vite ! 急げっというので、ビョーンと地面を蹴るとパリまで飛んで帰ります。雲間にエッフェル塔を見た鳩が夢でも見ているかとびっくり。「La tour Eiffel a des ailes ! エッフェル塔に羽がある!」 うまいことに、パリの街は un épais nuage de brouillard 厚い霧に覆われていましたから、誰にも留守にしていたことはバレていません。無事にお祭りも花火で幕を

Le Chat Botté de Rouge 赤い長靴のネコ

「くつやのねこ」という「長靴をはいたネコ」をアレンジしたお話。日本語の絵本を買うことはあまりないのですが、これは、もう、惚れて買ってしまいました。 いまい あやの IMAI Ayanoさんの作品のフランス語訳。 英語訳版からの訳のようです。 絵本の出だしは… Il était une fois, il n'y a pas si longtemps que cela, un pauvre cordonnier qui vivait avec son chat. Les affaires n'allaient pas fort, et lorsqu'ils partagèrent leur dernière boîte de thon, le cordonnier soupira : «Eh bien voilà, c'est fini ! Je n'ai plus ni clients ni commandes. Il va falloir m'en aller chercher un autre travail.»  «Tu te résignes peu-être trop vite, lui dit alors le chat à qui une idée venait de germer derrière la tête. Fais-moi donc une dernière paire de bottes ! Qu'elles soient rouges et à ma taille ! Ansi chaussé, j'irai te chercher de nouveaux clients.» Ainsi fut fait ! Le chat enfila ses nouvelles bottes rouges, superbes, et s'en alla, bien décidé à trouver autant de clients et de commandes que le cordonnier pourrait en traiter. … かつて、そう遠くないむかしのこと、 ネコと暮らす貧しい靴屋がおりました。 商売がなかなか上手くいっておりませんでし

Noulouk ヌールーク 

インパクトのある表紙絵ですね。すばらしい! 大氷原に住む少年 Noulouk ヌールーク。 日頃、火や風、そして湖の水を大事に思っている優しい少年は、火が元気に踊れるように木の笛を作ってあげ、風が遊べるように凧を、湖の水には船を作ってあげます。 それを火も風も水も嬉しく思っています。 でも、彼が一番大事に思っているのは、氷原の向こう岸に住む、愛しの Anouk アヌークです。 ある日、ヌールークの父に言われます。 お前も立派になった。アヌークの家に届け物をしておくれ。 ということで、12匹の犬に引かれたソリに乗って、一人出かけることになりました。 でも、頭は彼女のことでいっぱいです。 注意を怠ってはいけない危険な氷原で、彼は魔物に出くわしてしまいます。 あらら…。 愛しのアヌークに無事会えるのでしょうか? この絵本の出だしは… L'immerse banquise blanche est pleine de dangers. Alors, ceux qui vivent là-bas observent et écoutent... Ils ont l'habitude de se méfier de la Sorcière Glacée, du Morse Géant et du Dragon Qui Souffle le Froid. Ces trois-là, mieux vaut ne pas s'en approcher... car le pire pourrait arriver ! 白い広大な氷原は危険に満ちています。 ですから、そこに住む人々はよく見て耳をそばだてます。 そして警戒することを常としています…氷の魔女、巨大セイウチ、そして、冷気を吐き出すドラゴンには。 この魔物たちには近づかないに越したことはありません…最悪の事態になることでしょうから!(ヘタ訳しょこり) お話:Agnès Bertron-Martin アニエス・ベルトロン=マルタン   (カタカナはこれでいいのかな?) 大好きなイラストレーター Gwen Keraval グウェン・ケラヴァル をやっと紹介できました。 嬉しい。サイトはこちら→ Gwen Keraval illustration

Gaspard et Lisa au Japon リサとガスパール日本へ行く

「リサとガスパール」シリーズの22作目(フランス語版で) リサの家族旅行ですが、行けなくなったリサのお姉さんVictoria の代わりにガスパールも一緒に旅行します。長い時間飛行機に乗って日本へ。ホテルに着くと色々日本的なものをチェックします。床に敷かれた布団や座卓に座椅子。でもテレビは同じ。 そしてトイレは…。 ... Dans les toilettes, il y avait plein de boutons, on aurait dit une cabine de pilotage. - Ne touchez à rien, a dit maman. - Appuie-là, j'ai dit à Gaspard. Mais il n'aurait pas dû, parce que ça a arrosé partout et papa s'est fâché. ... トイレには、たくさんのボタンが付いていて、まるでパイロットの操縦席のようだった。 「何も触らないでね」とママ。 私は「それ押しなさいよ」ってガスパールに言ったの。 でも、押しちゃいけなかったんだわ。だって、あちこち水浸しになってパパが怒ったもの。 ...(ヘタ訳しょこり) ご飯の時、箸を使うのも大変だったし、その後訪れたお寺では、慣れないスリッパでつまづいて庭に落ちたり…と色々ありました。でも、いいこともありましたよね。 最新作の  Gaspard et Lisa et le poisson-ballon ガスパールとリサとふくれ魚(ふぐ) この話の中で「私が日本に行った時そりゃ大変だったのよ!」という話がでてきます。 リサが対抗意識をメラメラと燃やしてお話をふくれあがらせますが、本当は日本ではこんなことがあったのですね。 日本語版もあります。 いつか機会があれば読んでみたいです。

Je ne veux pas lire ! わたし読みたくないもん!

毎晩パパかママの膝の上でお話を読んでもらうのが大好きな Lili リリ。 弟レオの「お話の権利」をおやつと交換してもらうほど。 でも、もうすぐ小学校に入って字を習ったら一人で読めるから良かったね…とママに言われて大ショック! 絶対字なんか覚えない!とパパとママに宣言します。 でも、あとで車の運転するとき標識が読めなくて困るでしょ? 飛行機に乗るから大丈夫! 私たちからの手紙が読めないでしょ? 電話するから大丈夫! 料理のレシピが読めないでしょ? 自分で発明するから大丈夫! …とこんな調子。 学校の先生にも読まない宣言をします。 さて、休憩時間にグラウンドで遊んでいると、お隣の幼稚園から弟の泣き声が聞こえてきます。友だちが引っ越しちゃった、と泣く弟。 Lili réfléchi : --Qu'est-ce qui me fait du bien lorsque j'ai du chagrin ? Une histoire bien sûr ! Aussitôt Lili attrape son cartable, en sort un vieux livre usé et rejoint Léo pour le consoler : --Je vais te raconter Le Petit Poucet.  Léo n'en revient pas : c'est génial, le CP ! リリは考えます。 「私が悲しい時、何をしてもらうと良いかな?お話よね、もちろん!」 すぐにリリはカバンをつかむと中から擦り切れた古い本を取り出し、レオをなぐさめようと戻ります。 「親指小僧を読んであげるからね」 レオはびっくりです。さすが1年生だね!(ヘタ訳しょこり) 字は読めないけど、もうお話はすっかり頭の中に入っていますから、上手にお話してあげられますね。そして…。 文: Quitterie Simon 絵: Hervé Le Goff エルヴェ・ル・ゴフ 表紙のLiliのこの目!すてき。

Le château du petit prince 王子のお城

一般市民ならば、お前もそろそろ自分の部屋を持つ年になったな…と言うところでしょうが、王族ともなると言うことが違いますね。 そろそろ自分の城に…ということで、すぐ隣に建てた塔に移ることになった王子。 ベッドの下のモンスターならぬ、ドラゴンが自分の城に入って来たらどうしよう…と心配です。 絵本の出だしは… Un jour, le roi dit à son fils ; «Tu es grand maintenant et, plus tard, tu seras roi. Il est temps que tu aies ton propre château.» Le roi montre à son fils la tour qu'il a fait construire pour lui : «Tu vois, c'est un palais digne d'un roi.» «Hm hm, répond le prince. Mais je ne veux pas rester ici. Un dragon pourrait facilement entrer.» «Un grand prince comme toi ne dit pas de pareilles bêtises !» s'écrie le roi. … ある日、王様が息子に言いました。 「お前は大きくなった。ゆくゆくは王になるのだ。自分の城を持つ頃合いだ」 王様は、王子のために建てた塔を見せました。 「さぁ、これが王にふさわしい城だ」 「ふーん」と王子は言いました。「でも、ぼく、ここには泊まりたくないよ。 ドラゴンが簡単に入って来れそうだもの」 「お前のような大きい王子がバカみたいなことを言うんじゃない!」王様は大声で言いました。 … (ヘタ訳しょこり) そして案の定、ドラゴンがやってきます。でも安心してください。それを見た王子さまは表紙にあるように重装備をして、ちゃんと追い出しますから。で、そのドラゴンが次に向かう先は…。やっぱり、そうなりますよね…。あらら…。 作者はJean-Luc Englebert ジャン=リュック アングルベール。 Un ours à l'école (クマくん学校へ)

L'apprenti loup 新米オオカミ

自分が実はオオカミだと気づかずに、お友だちの羊やうさぎと遊んでいたオオカミ。 大きくなるにつれて彼に対する友だちの見方や態度が変わってきます。 そりゃそうですよね。それまで一体何を食べていたのか疑問ですが、まぁ細かいことはともかく、オオカミはオオカミとして生きていかなきゃならんのですよね…。 絵本の出だしは… Il était une fois, un jeune loup qui ne savait pas qu'il était un loup. Il aimait voir voler les mouches et les papillons et s'entendait très bien avec les animaux des champs et des bois. Mais... ...le jeune loup grandissait et ses compagnons commençaient à la regarder d'un drôle d'œil. Le soir, au bord de la mare, il y avait comme de l'inquiétude dans l'air. Même le mouton, qui était pourtant son meilleur ami, finit par lui dire d'un air gêné : «Non, nous ne pouvons plus nous amuser ensemble.» ... 昔、自分がオオカミだと知らない幼いオオカミがいました。 ハエやチョウが飛ぶのを眺めるのが好きで、野原や森に住む動物たちととても仲良くしていました。 しかし… …この若いオオカミが大きくなりますとお友だちは変な目で見るようになりました。 ある晩、沼のほとりには息苦しい気配がありました。 親友の羊でさえ気まずそうに言う始末です。 「だめだよ、もう僕たち一緒に遊べないよ」 ... (ヘタ訳しょこり) 自暴自棄になったり、窮地に陥って森の(元)仲間たちに助けてもらったり、本当の仲間を見つけたり…。やっとオオカミとしての自覚が芽生えてきた新米のオオカミくん、大丈夫なのかなぁ? 作:Claude Boujo

Le chat ne sachant pas chasser 狩りができないネコ

原作は英語で「MOUSE TROUBLE マウストラブル」 そのフランス語訳版です。 訳:Jean François Ménard フランス語の題名の訳は何がいいだろう。 「ネズミの取り方を知らないネコ」とか? 絵:クエンティン・ブレイク Quentin Blake    Quentin Blake official site ←オフィシャルサイト  大好きなイラストレーターです。 文:ジョン・ヨーマン John Yoeman  この作家さんの作品も好きです。 ネズミが主人公なのだと思うのですが、フランス語の題名だとネコが主役のように見えますよね。 いいのかなぁ…。日本の題名なら何になるだろう。 ネコとネズミと粉屋…とか? 翻訳はまだ出ていないですよね? 出ていたら教えてください! さて、舞台は、ある古びた粉挽用の風車の中。 あまりにはびこったネズミにいらついた粉屋が、ネズミ退治用に大きなトラネコを買います。ところがこのネコ、生まれつき不器用でちっとも捕れず、さんざん叱られてしょげてしまいます。 それをかわいそうに思ったネズミたち。それとわからないようにネコのトレーニングを始めます。わざと捕まえられそうにしながら、怖がっている振りもしつつ、あちらこちらと逃げ回りネコのやる気を引き出していきます。しかし、粉屋にしてみれば、いつまでもネズミはのさばっているし、ネコは遊んでいるだけのよう。とうとうカンカンになって川に放り込んでやる、とネコを袋に入れてしまいます。それを見たネズミたち。ネコと平和協定を結び、助けてあげることに。その方法とは…。 この本の出だしは… Il y a très longtemps, un vieux moulin se dressait au sommet d'une colline. Au temps de sa jeunesse, ce moulin avait une fière allure mais, au moment où commence notre histoire, il se trouvait quelque peu délabré. C'est qu'en effet, le meunier qui en avait hérité ne dépa

ODETTE オデット

Un printemps à Paris パリの春  チュイルリー公園 le jardin des Tuileriesのとある木の上の巣から、生まれたばかりのひな鳥が転げ落ちてしまいました。あらら。でも着地したのは、ちょうど通りかかったあるおじいさんの帽子の上。怖くてじっとしています。おじいさんはそうとは気づかず、そのまま地下鉄への階段を降りて行ってしまいます。どうなっちゃうんでしょうね? … Au milieu du couloir, il s’est assis et il a commencé à faire de la musique sur son accordéon. Le petit oiseau n’osait pas signaler sa présence. Mais pour finir, comme le Vieux Monsieur avait l’air gentil, il s’est décidé à l’appeler au secours. «Pauvre petit oiseau », a dit le Vieux Monsieur, «il faut que je te ramène chez toi, car ta maman doit s’inquiéter.» Mais nulle part il n’y avait de nid dans ce couloir du métro. «Vraiment je ne comprends pas d’où tu as pu tomber», a dit le Vieux Monsieur. Finalement il a amené le petit oiseau chez lui. …   ...通路の真ん中でおじいさんは椅子に座ってアコーデオンを弾き始めました。小鳥は自分がここにいると知らせる勇気がありませんでした。 でもおじいさんが優しそうでしたので、とうとう助けを求めることにしました。「小鳥さん、かわいそうに」おじいさんは言いました。「お家に返してあげなくては。お母さんが心配してるよ」 しかし地下鉄の通路のどこにも 巣は見当たりません。 「どこから落ちてきたのかさっぱりわからんなぁ」おじいさんは言いました。 結局、おじいさんは小鳥を自分の家へ連

L'AUTRE あいつめ…

Geoffroy de Pennart ジョフロワ・ド・ペナールさんの「オオカミもの」じゃない絵本。 Les livres Sans le loup  ← 作者のサイト 飼い主さんと仲睦まじく暮らしていたワンちゃん。どこへ行くにも一緒、何をするにも一緒だったのに、ある日、飼い主さんにボーイフレンドが出来てからというもの散々です。 「あいつめ〜、ボクたちの間に割り込んできた邪魔なやつ、よそ者!」とワンちゃんはボーイフレンドをl'autreと呼びます。もちろん、おしゃべりはできないので心の中で、ですけどね。意地悪をしてなんとか追い出そうとしますが、うまくいきません。そのうち赤ちゃんまでやってきて…。 この絵本の出だしは… Et moi qui croyais que l'expression « une vie de chien » coulait dire la belle vie. Ha ! Je comprends mieux maintenant ! Pourtant, j'étais heureux. Avant. Il y avait les balades à vélo... ...les journées au travail... ...les petits plats préparés avec soin... (略) Mais tout ça, c'était avant. Un jour, ma maîtresse a rencontré un type dans une fête. Il ne l'a pas lâchée d'une semelle. Quelques jours plus tard, il est venu à la maison. ... オレときたら「イヌの生活」って言い回しは、素晴らしい生活って意味なんだと思ってたんだ。ハッ!今となっちゃ、その意味が良っく分かるよ。 でもさ、オレ、幸せだったんだよ。前はね。 自転車で遠乗りしたりさ… …仕事場で1日過ごしたりさ… …ちゃんとしたご飯作ってもらってさ… (略) でも、これは全部、以前の話だ。 ある日、ご主人さまがパーティーである男に出会ってね。 そいつがご主人さまにつきまとって離れなかったんだ。 何日か

Gaspard a des lunettes ガスパール、メガネをかける

表紙は視力検査用メガネをかけたガスパール。「リサとガスパール」シリーズの30作目。 ガスパールは実は目が悪かったの?メガネを作るのかな? まぁ、ちょっと口にしちゃったことで大騒動になる、というのはよくあるパターンですよね。 Charles シャルルと部屋でボーリングのテレビゲームをしていたGaspardガスパール。そこへ、ガスパールの算数のノートを見たpapaがやって来ます。お小言を聞かなきゃいけないガスパールをよそに、シャルルは一人でゲームの続き。ガスパールは簡単な計算を間違えた理由を探します。そして…。 この絵本の始まりは… J'avais presque gagné la partie de bowling quand j'ai dû aller voir papa qui regardait mon cahier. Il n'était pas content. - 5+5 Gaspard ! 5+5... Tu m'écoutes ? a dit papa. - 300 ! a crié Charles qui venait de faire un strike. - 5+5, a continué papa, ce n'est quand même pas possible de se tromper ! - J'ai gagné ! a hurlé Charles. - Je ne me suis pas trompé, j'ai répondu,  c'est parce que...c'est parce que...j'ai mal vu ! Je vois très mal de trop près. ... もうちょっとでボーリングのゲームに勝つところだったのに、パパに呼ばれて行かなきゃならなかった。ぼくのノートを見て、不満があるんだ。 「5+5だぞ、ガスパール!5+5…聞いてるのか?」とパパが言った。 「300!」とストライクをだしたシャルルが叫んだ。 「5+5」パパは続けた。「まったくもう、間違えようがないだろう!」 「勝った!」シャルルが叫んだ。 「計算間違えたんじゃないんだ」とぼくは答えた。「それは…それは…見間違えたんだよ!ぼく、すぐ近

Grigrigredin Menufretin ランペルスティルツキン

あの有名な「グリム童話」のお話の一つ。 英語で Rumpelstiltskin( ランペルスティルツキン) ドイツ語なら Rumpelstilzchen( ルンペルシュティルツヒェン) フランス語でGigrigredinmenufretin(グリグリグルダンムニュフルタン) grigri=porte-bonheur お守り gredin 困ったやつ、いたずらっ子 menufretin 小物、つまらぬ人間 フランス語では Nain Tracassin(ナン トラカッサン)という言い方もあるようですね。 じっとしていられない小人、とかいう意味かな。 イラスト:Nathalie Ragondet ナタリー・ラゴンデ 優しいタッチの優しいイラスト。すてき。 お話はこんなふうに始まります。 Il était une fois un pauvre meunier qui avait une jolie fille. Le hasard fit qu'un jour, il eut l'occasion de parler au roi, et, pour se donner de l'importance, il lui dit :  - Ma fille peut filer de la paille et la transformer en or. - Voilà un talent qui me plaît,  répondit le roi, si ta fille est aussi habile, amène-la moi au château ; je veux la mettre à l'épreuve. ... 昔、ある貧しい粉屋がおりまして、一人の美しい娘がありました。 ある日のこと、偶然にも王様とお話をする機会がありまして、粉屋はいいところを見せたくなって王さまに言いました。 「わたくしめの娘は、藁を紡いで金に変えることができます」 「そのような技があるのか、余は気に入ったぞ」王様は答えます。「そなたの娘がそのように器用であれば城まで連れて参れ。やって見せてもらおうぞ」 …(ヘタ訳しょこり…なんか変な日本語!笑) お話はみなさんご存知ですよね?

Un petit roi ne pleure pas ぼく王さまだもん、泣かないんだ

「星の王子さま」は「le petit prince」だけれど、こちらの王子さまは「un petit prince」 ある街の、ある宮殿に住む、ある王子さまが、父王が亡くなり 「un petit roi 」幼くして王さまにならなくてはいけなくなってしまったお話。 ... Dans le palais doré perché au sommet du rocher, un petit prince pleure en regardant la mer. Un énorme chagrin lui serre très fort le cœur. Toc ! Toc ! Toc ! Trois coups sont frappés à la porte. «Viens, petit prince, viens, c'est ton tour...» «Vive le Roi ! Vive le Roi !» ... 岩壁の頂上に建つ黄金の宮殿の中で、 王子は海を見つめながら泣いています。 大きな悲しみで胸がつぶれそうです。 コン!コン!コン! ノックの音が三回しました。 「さぁ、王子さま、いらしてください。あなたの出番ですよ」 「王さま万歳!王さま万歳!」(ヘタ訳しょこり) 王さまともなると泣いていてはいけません。戦争したり、財宝管理したり、狩りをしたり、牢屋に人を入れたり…。悲しくて悲しくて海を見て泣いているとそこに道化のおっちゃんがやってきて言います。「王さまなんだもの、好きに変えたらいいじゃない! Tout changer !」 「そんなこと考えたことなかった!Je n'y avais jamais songé !」 …さて、どんな風に変わっていくのでしょうか。いい王さまになることでしょうね。 作:Béatrice Deru-Renard ベアトリス・デル-ルナール 絵:Edith エディト 行き詰まったり、息詰まったりしたら、視点を変えて見直してみるのがいいんだね。 発想の転換だ!とかよく言うけど、当事者にとってみるとそう簡単なことではないんだろうけど…。

Mon Petit Crocodile わたしのかわいいワニちゃん

お留守番で弟の面倒を見るお姉ちゃん。叱ったりあやしたり。 お姉ちゃんの奮闘ぶりが愛らしい。ほんわかとしたかわいい絵本です。 Tout est calme dans la maison. Je vais lire un livre. Boum ! Clang ! Qui fait tout ce bruit ? Oh, c'est toi ! Tu es fait du chahut ! Viens dans mes bras, mon petit crocodile. Hé ! Ne mords pas ! Tu dois avoir faim...Je reviens tout de suite. うちの中はとっても静か。 本を読もう。 ドン! ガシャン! この音は一体何かしら? あぁ、あんたなの! 大騒ぎしてるの! お姉ちゃんが抱っこしてあげる、ワニちゃん。 もう!かみつかないでよ! お腹空いたのね。 すぐ戻るからね。 (ヘタ訳しょこり) そう言われておとなしくしている弟はいないですよね〜。 日本語版が出ています。 「わたしのかわいいワニ」ゆづきかやこ訳 作者は Jean-Luc Englebert ジャン=リュック アングルベール Un ours à l'école (クマくん、学校へ)の作者です。 Mon Petit Crocodileの制作について作者が語っています。フランス語。

Ferme les yeux 目を閉じてごらん

眠ろうとしないトラくん。 だって目を閉じたらこのキレイな青空も木々も見えなくなっちゃう。真っ暗になっちゃうんだもん。 お母さんトラが言います。暗くなくちゃ夢を見られないのよ。雲の間で浮かぶことも、色とりどりの鳥さんたちに囲まれて飛んだりできないじゃないの…。 Ferme les yeux  (フェルムレジュー 目を閉じてごらん) この絵本の出だしは… Le petit tigre était couché sur le dos dans les hautes herbes. - Ferme les yeux, petit tigre, et dors, lui dit sa mère. Or le petit tigre n'avait aucune envie de dormir. - Si je ferme les yeux, je ne pourrai plus voir le ciel, dit-il. ... トラくんは背の高い草の間で仰向けになっていました。 「目を閉じて、お眠り」母さんトラが言います。 ところがトラくんは、少しも眠りたくありません。 「目を閉じたら空がもう見れないよ」 … 「リサとガスパール」シリーズのイラストレーターさん。 Georg Hallensleben ゲオルグ・ハンスレーベン Kate Banks ケイト・バンクス 今日は、いい夢みれるっかな。

Les trois brigands 三人のどろぼう

なぜかとても好きな絵本。何ヵ国語にも訳されている傑作。アニメも作られているようですね。 フランス語訳でも読んでみよう。 Les trois brigands 三人のどろぼう Traduit de l'anglais (Étas-Unis) par Adolphe Chagot アドルフ・シャゴによる米語からの翻訳 Il était une fois trois vilains brigands, avec de grands manteaux noirs et de hauts chapeaux noirs.   昔、三人の大どろぼうがいた。 身にまとうは黒い大きなマントに、これまた黒い背高帽。(ヘタ訳しょこり) The Three Robbers   Once upon a time there were three robbers, They went about hidden under large black capes  and tall black hats. 昔、三人のどろぼうがいた。 黒くて大きなマントと黒くて背の高い帽子に身を隠し歩き回る。(ヘタ訳しょこり) Die drei Räuber   Es waren einmal drei grimmige Räuber mit weiten schwarzen Mänteln und hohen schwarzen Hüten.  かつて、三人の恐ろしいどろぼうがいた。黒のマントと黒の背高帽を身にまとって。(ヘタ訳しょこり…ドイツ語も久しぶり…) こちらが日本語の翻訳。この方やっぱりすごいな〜。 すてきな三人組 ( 翻訳:今江祥智いまえよしとも)   あらわれでたのは、   くろいマントに くろい ぼうしの さんにんぐみ。   それはそれは こわーい どろぼうさまの おでかけだ。 作者:Tomi Ungerer トミー・ウンゲラー(アンゲラーの表記もあります)  オフィシャルサイトは こちら 。英語です。 今度はアニメも見てみなくちゃ。 あれ、でも…2007年に公開されたこのアニメ、ドイツの制作らしい。 オープニング(フランス語版)

le chaton désobéissant 言いつけを守らなかった子猫

ダメだと言われてもついついやってしまうのが人間。あ、子ネコもそうですか。 お母さんネコに、庭から出てはいけません、外の森に行ってはいけないよ、と言われていたのに、子ネコはチョウチョを追いかけてふらふらと外へ出てしまいます。気づいてみると深い森の中。帰る道がわかりません。 困って泣いていると、そこへ、まず子ウサギが現れます。「君は誰?」子ネコは自分がネコだということも知りません。お母さん探しが始まります。 「ウサギかも!」ということになって、母さんウサギの所へ行くと「リスじゃないの?」それで、リスの所へ行くと「アナグマじゃないの?」それで…。あらら、どうなっちゃうんでしょうか? raconté par Robert Giraud d'après la tradition russe Robert Giraud ロベール・ジローによるロシア伝承の再話 Illustrations de Vanessa Gautier イラストは Vanessa Gautier ヴァネッサ・ゴティエ (サイトで素敵なイラストやクロッキーcroquisが見られます) この絵本の始まりは… La chatte de la ferme avait un chaton, très gentil et très affectueux, mais qui ne connaissait encore rien à la vie. Aussi sa maman lui expliqua bien qu'il ne devait pas sortir de la cour. Tout autour s'étendait une immense forêt où aucun chat n'allez jamais; car on pouvait y rencontrer des bêtes terribles. Un jour, le chaton vit le portail ouvert et il eut très envie de se promener en liberté. ... 農場に住む母さんネコに一匹の子ネコがありました。優しくて甘えん坊、そして、まったくの世間知らずの子ネコです。 それで母さんネコは、庭の外

Le lion et le lièvre ライオンとウサギ

フランスの小学生用のテキストに載っているお話。 CPレベルですから小1程度なのですが、結構侮れない。 西アフリカのお話 Un conte d'Afrique de l'Ouest illustré par Caroline Palayer ライオンに「毎日1匹の動物を差し出しますから、どうぞ無駄な殺生をおやめください」とお願いをして平和協定(?)を結んだ森の動物たち。どう決めたのかは知りませんが、その一番手になったのが、この「ずる賢いウサギ」。そう簡単に食われるわけにはいきません。その計略とは!? お話の始まりは… Un lion très cruel vivait dans la savane. Il tuait et dévorait tout crus les animaux les uns après les autres. Un jour, les animaux désespérés conclurent un marché avec le lion : un seul animal se présenterait à lui chaque jour pour être mangé. Le lièvre rusé fut désigné pour être le premier. ... とても残忍なライオンが一匹、サバンナに住んでおりました。 動物たちを次から次へと殺しては生のまま貪り食うのです。 ある日のこと、ほとほと困り果てた動物たちはライオンと契約を結ぶことにいたしました。 『毎日1匹ずつ生贄をライオンに差し出すこと』 ずる賢いウサギが、その一番手に指名されました。 …(ヘタ訳しょこり) 小1レベルかぁ…。私、進級できるかしら…。 ちなみに lièvre は「野うさぎ」で、大きめ。(英語だとhare) lapin は、いわゆる飼いウサギ。(英語だとrabbit) 物語によく使われる「単純過去」がたくさん出てきます。 il hurla ‹ hurler il rugit ‹ rugir ils partirent ‹ partir il se pencha ‹ se pencher il vit ‹ voir il montra ‹ montrer il sauta ‹ sauter il se

Gaspard et Lisa et le poisson-ballon ガスパールとリサとふくれ魚

「リサとガスパール」シリーズの最新刊。4月に出たばかりの31作目。 スキーでケガをしたクラスメートが注目を集めているのを気に入らないリサ。 私の方がねぇ…と、あることないことないことないこと話してしまいます。あらら。 日本に行った時フグで死にそうになっただなんて…本当なの? le poisson-ballon (ルポワソンバロン 魚ボールというか、ふくれ魚というか、まぁフグのことですが) この絵本の出だしは… - Quelle frimeuse, cette Lucille ! j'ai dit à Gaspard. Elle a eu un petit accident de ski de rien de tout... Paul a trouvé que je n'étais pas sympa de dire ça parce que Lucille aurait pu mourir. - Ça m'étonnerait ! j'ai répondu. Mais MOI, j'ai vraiment failli mourir ! Au Japon. - Ah bon ? a dit Gaspard. 「ルシーユったら、なんてハッタリ屋さんなの!」って、私ガスパールに言ったの。 「あの子、スキー事故って言ってもホントなんてことのない小さいのなのに」 それをポールが聞いていて、そんなこと言うのは優しくないぞ、ルシーユは死ぬとこだったんだぞ、だって。 「そんなことありっこないわよ!」って言い返したわ。 「それを言うなら私の方よ。私本当にあぶなく死ぬ所だったんだから。日本で。」 「え、そうなの?」とガスパール。  (ヘタ訳しょこり) 一緒に行った日本旅行の話 のはずが、ガスパールには覚えのない話ばかり。 リサの話はどんどん膨らんでいきます。フグのように…。 frimeuse 形容詞 frimeur の女性形です。話し言葉で使われるようです。 はったりをかます、気取った、格好をつけた。 動詞 frimer こちらも話し言葉です。 見栄を張る、格好をつける、はったりをかける、虚勢をはる。 Ça m'étonnerait ! 条件法です。

Un si gros mensonge とんだ大ウソ…

チベットの昔話をもとにした絵本だそうです。 理由がなんであれ、こんなウソついちゃいけませんよね。 どんな結果が待っているか予測がつきません。 Un si gros mensonge  (アン シ グろ マンソンジュ とんだ大ウソ) この si は強調の副詞。 これほど、そんなに、とても、たいへん N'avale pas un si gros morceau, tu vas t'étouffer. そんなに大きな塊を飲み込んだらダメだよ、のどつまるよ。 さて、このお話は… お隣さんが何キロも先というような小さな山あいの村。 そこに住むYéché イェシェが、お隣さんのKunga クンガのところへ壺いっぱいの金貨を持っていきます。数日留守にするので、物騒だから預かって欲しいと頼みます。 - Je dois quitter ma maison pour quelques jours, et je crains qu'en mon absence l'on vienne voler ma jarre contenant mes économies en pièces d'or. 引き受けるクンガですが、その金貨にすっかり心奪われてしまい、金貨を隠して代わりに砂を詰めます。「結局、イェシェは俺ほど金貨が必要じゃないってことさね」 - Après  tout, Yéché en a moins besoin que moi. Il cacha les pièces d'or et remplit la jarre de sable. イェシェが戻ると「いやぁ、気がつくと砂に変わってたよ、びっくり〜」と言って壺を返します。イェシェはウソと見抜きながらも「それはずいぶんと不思議なこと。そんなような話は今まで聞いたことがない」と言ったきりで引き下がります。 - C'est un fait bien étrange. Jamais je n'ai entendu parler d'une chose pareille. 数週間が過ぎ、今度はクンガに家を離れる用事ができます。やもめのクンガは子供三人を預かって欲しいとイェシェに頼みます。快く引き受けるイェ

Maxime loupiot チビオオカミのマキシム

以前「ふらとぼゼミ」で少しだけ読んだ絵本。 Maxime Loupiot (マキシムルピヨ チビオオカミのマキシム) loup (ルー)は「オオカミ」 loupiot(ルピヨ)は…オオカミとは関係なく、子供、ちびっこ、ガキンチョのこと。人間のですけど。 でも、ここでは苗字です。 パパはMonsieur Loupiot です。 ちなみに、 オオカミの子は  louveteau(ルヴトー) お話はこんなふうに始まります… Quand on demandait à Maxime ce qu'il aimerait faire plus tard, le petit loup répondait invariablement :  --- Plus tard, je veux être fleuriste ! 大きくなったら何になるんだい?とお父さんがたずねると、マキシムは決まって答えます。 「大きくなったら、ぼく、お花屋さんになるんだ!」(ヘタ訳しょこり) お父さんは自分のように狩りをして欲しいのだけど、マキシムはさっぱり。 なかなか親の思うように子は動いてくれないものですよね。 マキシムの突っぱねる表情がかわいい。お父さんの苦悩の表情もいいです。 文はMari-Odile Judes マリー・オディール・ジュード Martine Bourre マルティーヌ・ブールの絵がすてき。 (こちらのサイトでインタヴューと作品が幾つかみられます。) 日本語訳は「おはなのすきな おおかみくん」 さて、マキシムくん、大きくなったら何になるんだろうね。 楽しみです。

Balthazar ! バルタザール!

Balthazar あの「7匹の子ヤギ」の末っ子、バルタザールくんのお話。 着ているTシャツに「7」とあるので、多分末っ子なんでしょうね。でも、きっと7つ子ですよね。見分けつくのかしら…。 Le loup est revenu !  オオカミがもどってきた! Je suis revenu !  オレは戻ってきたぜ! にも、登場している「お母さんヤギと7匹の子ヤギ」の一人(一匹と言うべき?) あとでじっくり見てみよう…。数字以外に特徴があるのかも? Balthazar !  (バルタザーる:7匹の子ヤギの末っ子、バルタザールくん) さて、このバルタザールくん、警戒心がないというか世間知らずというか、楽しいことは良いことだと思う年頃なんですよね、きっと。 やさしいオオカミのおじさんたちに遊んでもらっていると思いこみ、 助けに来てくれた牛のおじさんを悪人だと思ってしまいます。 だいじょうぶなのかっ!?バルタザール! この絵本の出だしは… Je m'appelle Balthazar. Aujourd'hui, Maman m'emmène au marché sur sa motocyclette. C'est très amusant, ça secoue beaucoup.  Tout à coup, je suis projeté dans les airs. C'est chouette, mais quand même, je suis un peu inquiet pour l'atterrissage. ...  ボク、バルタザール。 きょうはママが買い物に連れて行ってくれるんだ。スクーターで。 ブルブル揺れるのがとっても楽しい。 Balthazar ! とつぜん、ポーンと空中にほうりだされた。 気持ちいい!でも、ちゃんと着地できるのかも、ちょっと心配だけど。 …(ヘタ訳しょこり) emmener 人を連れていく(自分また相手のいるところから別の場所へ連れていくこと) 注:amener 人を連れてくる(自分または相手のいる場所に連れてくること) secouer 揺り動かす J'ai le mal de mer