一般市民ならば、お前もそろそろ自分の部屋を持つ年になったな…と言うところでしょうが、王族ともなると言うことが違いますね。
そろそろ自分の城に…ということで、すぐ隣に建てた塔に移ることになった王子。
ベッドの下のモンスターならぬ、ドラゴンが自分の城に入って来たらどうしよう…と心配です。
絵本の出だしは…
作者はJean-Luc Englebert ジャン=リュック アングルベール。
Un ours à l'école (クマくん学校へ)の作家さんです。
やっぱりこれも優しい絵本だなぁ。
そろそろ自分の城に…ということで、すぐ隣に建てた塔に移ることになった王子。
ベッドの下のモンスターならぬ、ドラゴンが自分の城に入って来たらどうしよう…と心配です。
絵本の出だしは…
Un jour, le roi dit à son fils ;そして案の定、ドラゴンがやってきます。でも安心してください。それを見た王子さまは表紙にあるように重装備をして、ちゃんと追い出しますから。で、そのドラゴンが次に向かう先は…。やっぱり、そうなりますよね…。あらら…。
«Tu es grand maintenant et, plus tard, tu seras roi.
Il est temps que tu aies ton propre château.»
Le roi montre à son fils la tour qu'il a fait construire pour lui :
«Tu vois, c'est un palais digne d'un roi.»
«Hm hm, répond le prince. Mais je ne veux pas rester ici.
Un dragon pourrait facilement entrer.»
«Un grand prince comme toi ne dit pas de pareilles bêtises !» s'écrie le roi.
…
ある日、王様が息子に言いました。
「お前は大きくなった。ゆくゆくは王になるのだ。自分の城を持つ頃合いだ」
王様は、王子のために建てた塔を見せました。
「さぁ、これが王にふさわしい城だ」
「ふーん」と王子は言いました。「でも、ぼく、ここには泊まりたくないよ。
ドラゴンが簡単に入って来れそうだもの」
「お前のような大きい王子がバカみたいなことを言うんじゃない!」王様は大声で言いました。
…
(ヘタ訳しょこり)
作者はJean-Luc Englebert ジャン=リュック アングルベール。
Un ours à l'école (クマくん学校へ)の作家さんです。
やっぱりこれも優しい絵本だなぁ。