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Un si gros mensonge とんだ大ウソ…

チベットの昔話をもとにした絵本だそうです。
理由がなんであれ、こんなウソついちゃいけませんよね。
どんな結果が待っているか予測がつきません。


Un si gros mensonge 
(アン シ グろ マンソンジュ とんだ大ウソ)

この si は強調の副詞。
これほど、そんなに、とても、たいへん

N'avale pas un si gros morceau, tu vas t'étouffer.
そんなに大きな塊を飲み込んだらダメだよ、のどつまるよ。


さて、このお話は…
お隣さんが何キロも先というような小さな山あいの村。
そこに住むYéché イェシェが、お隣さんのKunga クンガのところへ壺いっぱいの金貨を持っていきます。数日留守にするので、物騒だから預かって欲しいと頼みます。
- Je dois quitter ma maison pour quelques jours, et je crains qu'en mon absence l'on vienne voler ma jarre contenant mes économies en pièces d'or.


引き受けるクンガですが、その金貨にすっかり心奪われてしまい、金貨を隠して代わりに砂を詰めます。「結局、イェシェは俺ほど金貨が必要じゃないってことさね」
- Après  tout, Yéché en a moins besoin que moi.
Il cacha les pièces d'or et remplit la jarre de sable.


イェシェが戻ると「いやぁ、気がつくと砂に変わってたよ、びっくり〜」と言って壺を返します。イェシェはウソと見抜きながらも「それはずいぶんと不思議なこと。そんなような話は今まで聞いたことがない」と言ったきりで引き下がります。
- C'est un fait bien étrange. Jamais je n'ai entendu parler d'une chose pareille.


数週間が過ぎ、今度はクンガに家を離れる用事ができます。やもめのクンガは子供三人を預かって欲しいとイェシェに頼みます。快く引き受けるイェシェ。クンガが出かけると、さっそく町へ買い物に行きます。そこで買ったのは3匹の子猿。そして…
Après le départ de Kunga, Yéché se rendit au marché où il acheta trois jolis petits singes.



まぁ、どうなるのでしょうか。おそらく、予測以上に楽しいこと(クンガには恐ろしいこと?)になると思いますが、どうでしょうか。
今回は内容を説明しつつ、飛び飛びに原文を抜粋してみました。

イラストはRonan Badel ロナン・バデル










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